【阪神】ドリスぶち壊し…9回5失点…金本監督「まさか」2年ぶり単独最下位

スポーツ報知
9回1死満塁、ドリスは鈴木(左)に満塁本塁打を打たれてぼうぜんとする(カメラ・谷口 健二)

◆阪神6―11広島(24日・甲子園)

 逆転ムードは一瞬だった。今季初めて5点差を追いつきながら、9回にまさかの5失点。金本監督が「決勝点とは。まさか…」と守護神ドリスの大炎上にため息をついた。チームの連敗も、広島戦の連敗も5に伸び、16年9月以来となる単独最下位に転落した。

 「力もなければバランスも崩れて、情けない投球になってしまった」と責任をかぶった助っ人は、発熱を伴う体調不良から復帰したばかり。調整登板なしの中14日と気の毒な要素を背負ってはいたが、計算外の大乱調だった。無死二塁の守備で代打・堂林の犠打を一塁へ悪送球。勝ち越し点を献上した。さらに暴投や2四球が絡み、鈴木にはトドメの満塁弾。香田投手コーチは「私のダメな見立てで…。もう少し時間をあげられていれば、結果は違っていた」と右腕をかばった。

 3連戦すべて、一度もリードする展開にできず、必然ともいえる同一カード3連敗。首位をたたいて勢いをつけるどころか、7.5ゲーム差と引き離された。借金もワーストを更新する6。最大の正念場を迎えた。(長田 亨)

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