【DeNA】3試合連続で失策が決勝点へ…ラミレス監督「初めてのことだ」

スポーツ報知
9回、勝ち越しを許しベンチに戻るDeNAの守護神・山崎(右)

◆DeNA2―3阪神(28日・横浜)

 信じられない光景だった。投前へのバント処理。DeNA守護神・山崎の一塁送球がそれた。一塁に入った柴田が転々とする球を拾う間に二塁走者が生還し勝ち越しを許した。同点の9回無死二塁。痛恨のミスが試合を決めてしまった。

 負の流れが止まらない。今カード初戦は中川大のエラー後被弾、2戦目は嶺井の送球エラー後に被弾。そしてこの日の山崎と、3試合とも失策が決勝点へとつながってしまった。ラミレス監督も「3試合全部ミスが結果に直結して試合を落とし3タテをくらった。(野球人生で)初めてのことだ」と、悔しさを押し殺し現実を受け止めた。

 中日が敗れ、開幕6戦目以来の最下位転落は逃れた。しかし1998年、マシンガン打線、そして大魔神を擁し日本一に輝いた当時を復刻した栄光のユニホームでまさかの3連敗。昨年3位から日本シリーズへ進出しラミレス政権3年目の今季は優勝候補と目されていたDeNA。それが首位・広島とは9ゲーム差まで離されてしまった。

 それでも、この日は不調が続いた今永が7回3失点と復調。そして右太もも裏痛のロペスが29日の広島戦(横浜)から復帰するメドが立つなど逆襲へ戦力は整ってきている。指揮官は「ミスは起こりうるもの。それを消すことはできないし、切り替えて前を向いていくしかない」ときっぱり。反省を糧に、栄光のVユニホームを再び着用する29日からの3連戦で仕切り直す。

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