清原和博氏「相変わらず薬物の欲求は突然襲ってきます」2週間に1度薬物依存の治療…著書で明かす

スポーツ報知
清原和博氏が執行猶予中の思いをつづった「告白」

 2日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」(月~金曜・前9時50分)で元プロ野球選手の清原和博氏の著書「清原和博 告白」(文藝春秋刊)を紹介した。

 清原氏は2016年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、その後有罪判決を受けた。同書はスポーツライターの鈴木忠平氏が去年5月から約1年、清原を取材し手がけた。番組によると、清原氏は薬物依存の治療のため2週間に1度、薬物検査を受け、また、薬物依存の影響から重い鬱病をわずらっているという。選手時代に痛めたひざをかばうために歩き、うつの症状から感情の起伏がなく言葉が続かないこともあったという。

 本の表紙は、高校時代に甲子園で通算本塁打記録となる13本目の本塁打を打った金属バットを手にしている写真が使われている。このバットは甲子園歴史館に展示されていたが逮捕により撤去されていた。

 番組では今年5月にバットと対面した時の映像を放送した。後日、清原氏は取材した鈴木氏へメールで「このバットを握った瞬間、身震いしました。32年前のあの甲子園で人生が変わりました。バットは体の一部です」と伝えてきたという。著書で現在の心境を「相変わらず薬物の欲求っていうのは、突然、襲ってきますし…、そういうのにも勝たないといけない。あぁやっぱり苦しいですね…」とつづっている。

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