【中日】京田の先頭打からノーノー山口俊にリベンジ!「二度と土井さん謝らせない」

スポーツ報知
初回先頭の京田が中前安打を放つ

◆中日4x―3巨人(3日・ナゴヤドーム)

 中日が今季4度目のサヨナラ勝利で、今季初の5連勝。3位に後退した巨人とのゲーム差を2に縮めた。

 初回に先取した2点が効いた。1番・京田陽太内野手(24)が中前打でチャンスを作り、亀沢が内野安打で続くと、アルモンテの適時打などで俊足コンビが生還した。「1番である以上、立ち上がりに僕が打てばみんなに勢いがつく」とプロ2年生の京田。森繁和監督(63)も「(初回が)3人で終わっていたらチラつく可能性もあった」と、宿敵からチームとして35打席ぶりの安打を放ったリードオフマンをたたえた。

 合言葉は「ノーモア・ノーノー」だった。先月27日、東京Dで山口俊にノーヒットノーランを食らった。翌日のミーティングでナインが凍りついた。74歳の土井正博打撃コーチが「恥をかかせた。責任は俺にある。申し訳ない」とナインにわびたのだ。「もう二度と土井さんに謝らせたくない」と京田。今季13打席無安打と苦手にしていた右腕に、カウント1ボール2ストライクと追い込まれてから、気持ちだけで打球を運んだ。

 チームは6連勝を挙げた2016年8、9月以来の大型連勝。京田は「あのミーティングから勝ちが続いている。1つずつ順位を上げて、最終的に10月、11月にも(緊迫した)試合ができるようにしたい」。この日、観測史上初めて40度超え(40・3度)を記録した名古屋市。暑い夏から熱い秋へ。悲願のクライマックス・シリーズ進出へのカギは背番号51が握っている。

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