【楽天】銀次、1500万円ダウン&FAの話しなしも交渉約10分のスピードサイン

スポーツ報知
契約更改後に会見をする銀次

 楽天・銀次内野手(30)が17日、仙台市内で契約更改を行い、1500万円ダウンの8500万円でサインした。1億円からのダウン提示ながら交渉たった10分の速さで判子を押した。

 銀次は今季、「5番・二塁」で開幕先発をゲット。一、二塁を守ったがスタートダッシュに失敗して5月までは打率が2割5分にも届かないなど苦戦した。だが、シーズン終盤に懸けて徐々に調子を上げ、終わってみれば139試合に出場して自己最多5本塁打を放つなど打率2割7分6厘の成績を残した。チームも最下位に終わり「みんなが言われているとおり悔しいシーズンだったと思います。それしかないです」と振り返った。

 平石監督の信頼も厚いヒットメーカーだが、来季は厳しい競争が待っている。二塁にはFAで浅村が加入。秋季キャンプから三塁の練習も再開したが、定位置を狙う一、三塁には新外国人・ブラッシュ、ウィーラー、今江、内田、岩見らライバルは多い。試合に出るためにはポジションへのこだわりはなく「個人では最低3割、目標は3割3分。チームとしてはもちろん優勝、日本一だけです。自分がしっかり中心になって1番活躍したいです」と意気込んだ。

 順調にいけば、来オフには国内FA権を初めて取得することになる銀次。だが、球団からは複数年契約や来オフに関する話は一切なかったと言い「(球団への要望も)一切ないです。何も言うことはないので。自分が活躍すればいいと思います」と話した。

 ◆銀次(ぎんじ)本名・赤見内(あかみない)銀次。1988年2月24日、岩手・普代村生まれ。30歳。盛岡中央高から05年高校生ドラフト3巡目で捕手として楽天入団。09年オフに内野手に転向。12年に1軍に定着すると、13年は打率3割1分7厘と日本一に貢献し、14年には三塁のベストナインを獲得。プロ13年間通算で887試合、23本塁打362打点、打率2割9分4厘。174センチ、78キロ。右投左打。

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