【楽天】ドラ3引地、倉敷商の大先輩・星野さんサインボール手に入寮

スポーツ報知
倉敷商の大先輩、故・星野仙一氏の直筆サインボールを持って入寮した楽天のドラフト3位・引地

 楽天のドラフト3位・引地秀一郎投手(18)=倉敷商=が5日、故・星野仙一球団副会長(享年70)の直筆メッセージ入りサインボールを持って仙台市内の球団寮に入寮。母校の大先輩ばりの投球で日本球界NO1の投手になることを誓った。

 星野魂を携えて仙台にやってきた。昨年末に星野仙一記念館の館長から贈呈されたという宝物には、星野さんの座右の銘である「夢」と書かれている。「自分の夢は一番になること。日本一と沢村賞を目指したい。田中将大さんみたいに、投げる試合は全部勝てる投手になりたいです」と目を輝かせた。

 最速151キロを誇る本格派右腕だが、最大の武器は先輩譲りの気迫だ。「星野さんを見て、攻める気持ちは大事だと思った。バッターに負けないように自分の気持ちをぶつけるようにしたら、自然と声が出るようになってました」。闘志を前面に押し出して、壮大な夢に一歩ずつ近づいていく。(片岡 泰彦)

 ◆引地 秀一郎(ひきじ・しゅういちろう)2000年6月3日、岡山市生まれ。18歳。小1から野球を始める。倉敷商では1年春からベンチ入りし、2年夏からエース。3年春の中国大会4強が最高成績で甲子園出場なし。持ち球はカーブ、スライダー、フォーク。188センチ、84キロ。右投右打。

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