京都南山城、8点猛攻で2年ぶり全国大会出場

スポーツ報知
全国切符を手にし喜ぶ京都南山城のメンバー

 ◆第48回春季全国大会京都府支部予選 ◇中学生の部▽決勝 京都南山城ボーイズ8―1京都嵐山ボーイズ(4日・上野運動公園)

 「第48回春季全国大会」(26~30日、東京・大田スタジアムほか)の支部予選決勝が各地で行われ、京都府支部の中学生の部では京都南山城ボーイズが2年ぶりの全国出場を決めた。

 選手層に厚みを増した京都南山城が、決勝戦で新体制の完成形を披露した。

 圧勝した1回戦、接戦だった2回戦をともに投げ切った小倉を、中尾監督は決勝戦でも「迷わず起用」。「マウンドでのリズム、メンタルに自信がついた」という小倉は6回を被安打6、長打ゼロの好投。最終回は準決勝を完投したエース・池島が3者凡退で締め、新二枚看板の盤石リレーで優勝を決めた。

 打線も尻上がりに快音を響かせた。1点リードで迎えた5回、2死一塁の好機に5番・小川が「真ん中のストレートをいつも通りのスイングができた」と左中間を深く破る三塁打。貴重な追加点を奪うと、6回にも8番・古地、9番・佐々木、1番・伊藤の3者連続安打などで3点を追加。7回にも2点を加え、大量8得点で振り切った。

 大会を通じて「小倉がエース格に成長してくれた」と中尾監督は振り返り、池島との二枚看板で全国大会へ視界も良好。決勝で3安打を放ち、攻撃の要として存在感を発揮した小川は「守備と打撃でチームに貢献したい」と大舞台への意気込みを見せた。南山城が、ひと足先に春満開だ。

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