低活性で苦戦グレ2尾…和歌山・串本大島樫野

スポーツ報知
食いが渋い中、串本大島樫野の大ガツオでグレ2尾を釣った小谷記者

 和歌山・串本大島樫野の磯に1日、グレを狙って釣行した。

 北寄りの冷たい風が吹く寒い朝だった。同行者4人と「大ガツオ」に渡礁。「小ガツオ」向きの水道低場で竿を出した。

 潮は海に向かって左から右に流れ、風はほぼ正面から吹いていた。足元にまき餌を打っても魚の姿は見えない。ウキはB、タナは4ヒロの固定で開始。時々、刺し餌のオキアミは取られたが、本命の活性は低かった。

 午前10時過ぎ、水道高場の同行者が30センチ強のグレを釣った。右に流れる潮に仕掛けを乗せてシモリの手前で食わせた。

 その直後だ。この日、初めてウキが消し込んだ。高場との間にある“割れ”のすぐ前。合わせた手応えで「グレか!?」と期待した。しっかり引きを味わいながら32センチの本命をゲット。さらに次も同型のグレを仕留めた。いきなりの連発だ。

 一気にテンションが上がったが、グレの食いはすぐに止まった。雨が降りだし、海面がざわつき始めたタイミングで一時的に活性が上がったのだろうか。午後3時前に納竿。釣果はグレ32センチ2尾だった。

 南紀の寒グレシーズンは、残り1か月ほど。今後は産卵直前の荒食いを大いに期待したい。

 今回は「永田渡船」(TEL0735・65・0454)を利用。渡船料金は1人4000円。餌と仕掛けは、白浜町の報知フィッシングクラブ「フィッシングベース 海クン」(TEL0739・45・8450)で購入した。(小谷 竜一)

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