28、27センチのダブル筆頭に7尾!メバル来た…兵庫・明石沖

スポーツ報知
潮が動かず苦戦しながらも良型メバルを仕留めた大西さん

 “春告魚”メバル。最近、よく釣れていると聞いて兵庫・明石港から出船する報知フィッシングクラブ「名田屋」(TEL078・912・7211)に14日、出掛けた。

 午前6時過ぎに出船。明石港を出て右に回り、少し走った所で釣り開始。

 水深は約35メートル。40号のオモリ(船中で統一)でサビキ仕掛けを下ろし、底から1メートル上げてじっと待ったがアタリなし。

 釣り方は「穂先をブレさせずにじっと待つ」という人と「サビキは疑似餌だから、ゆっくり上下に誘う方がいい」という人がいる。

 私は、どちらが良いか分からないから、とりあえずは「じっと待つ」方法。皆さんも同じ釣り方に見えたが、なかなか掛からなかった。

 船長は「何とか釣らせよう」と、小移動を繰り返してくれたが、どうも潮が動いていないようだった。

 あまりにも反応がないからか、午前10時頃に明石海峡大橋近くまで移動。水深50メートルと少し深くなった。

 仕掛けを下ろすと、オモリが着底するのと同時にココンッとアタリが出た。「えっ、アタリか?」。半信半疑だったが、とりあえず底掛かりを防ぐために2メートル巻き上げて追い食いを待った。ゴンッ、ブルルーンと穂先が震えながら海面に突き刺さるメバル独特の引き。楽しみながらゆっくり巻きで取り込むと、水面下に大きい茶色の魚体がダブルで見えた。タモですくってメジャーを当てると28と27センチ。「デカッ!」と声を上げる迫力だった。

 以降はポツリポツリと釣れ、下バリに餌のイカナゴをつけると時々、良型ガシラも釣れた。

 午後1時半に沖上がり。私の釣果はメバル7尾(22~28センチ)とガシラ8尾(20~26センチ)、船中トップはメバル8尾だった。途中から胴突き3本バリ仕掛けでガシラ狙いに切り替えた人は、良型ガシラをかなり釣っていたようだった。

 この日は潮が動かなかったせいか絶不調だったが、上旬には1人で50尾近くの爆釣があり、潮次第では好釣果が期待できる。

 乗合船の料金は1人6000円(冷凍キビナゴ付き)。また、午前10時に出船して午後3時半に納竿する便や仕立船もある。(報知APG・大西 満)

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