ハリ替え正解アマゴ55尾…奈良・天の川

スポーツ報知
奈良・天の川で釣れた美しい天然アマゴ

 奈良・天の川へ4日、アマゴ釣りに出掛けた。

 午前7時前、洞川の下流にある橋のカミから入川。かなりの渇水で釣りにくそうだった。

 橋の下の深みへ川虫を餌に仕掛けを投入すると、すぐに目印がスーッとカミへ動いた。アタリ! 意気込んで合わせたが、ギラギラーッと水中で魚が反転しただけでハリが外れた。かなりの型だったのに…。

 次の投入でも同じ筋でグイッと鋭いアタリが出た。“びっくり合わせ”になって穂先が動き、これもハリ外れ。

 どうもいけない。ハリが合っていないのか…。川虫をしっかり食い込ませるため、ハリを小型の「ナノヤマメ4号」(がまかつ)に取り替えてカミのヨレの際を狙った。目印がスーッと横に移動。シモに合わせを入れると今度はばっちり掛かった。ゆっくりタメて、つり上げ抜きで取り込むと20センチ近い良型のアマゴ。このサイズなのによく肥えていた。真っ白い魚体に浮かぶ朱点がキラキラと美しい、天然アマゴだ。

 15センチ級の養殖魚が2尾続き、カミに釣り上がった。イクラも使ってみたが反応が悪く、やはり川虫にアタリが多かった。養殖魚と天然魚が約半々で釣れた。

 午後からは本流の下流、山西まで走って川に下りた。大きい川だから竿は6・1メートル。餌はここでも川虫が良く、イクラでは流れの筋を外すとウグイやハエなどがうるさかった。瀬の中を大きめのオモリ(G1)で釣ると、小型の養殖アマゴ中心にボツボツと釣れて午後3時頃までに25尾になった。

 釣果は結局、55尾(14~21センチ)で、天然アマゴは20尾ほど。今後、水温が上がると天然アマゴがよく動き出すから楽しみだ。

 問い合わせは「天川村漁業協同組合」(TEL0747・63・0666)へ。日券3000円、年券1万円。なお、川迫川方面は崩落のため13日まで通行止めになっている。(報知APG・大西 満)

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