アマゴべっぴんぞろい51尾…奈良・川原樋川

スポーツ報知
川原樋川で大西さんが釣ったアマゴの一部。合計釣果は51尾だった

 奈良・川原樋川のアマゴ釣りが8日に解禁した。その数日前には約200キロの養殖成魚が放流され、昨秋には半成魚が100キロほど放たれている。期待通り、解禁日には好釣果で「天然のような、きれいなアマゴがたくさん釣れた」と喜ばれたらしい。13日に出掛けた。

 川はかなりの渇水。苦戦が予想された。午前6時過ぎ、北今西の「民宿かわらび荘」(TEL0747・38・0157)で入川券を買い、コーヒーを飲んで釣り場に車を走らせた。

 まずは放流をしていない支流の大股川へ行った。格好のポイントを3か所釣ったがアタリなし。

 すぐ見切りをつけて、本流の放流していない上流域に入った。別荘の所から降りたが、ここも渇水。かろうじて落ち込みが釣りになりそうだった。そっと近づくと、シモの開きには良型アマゴがたくさん見えた。遠くから川虫を餌に仕掛けを振り込むと一発で食いついた。「大きい」。シモに誘導してすくい取りしたアマゴは目測24センチ。体高があり、パーマークも朱点も鮮明に出た、貫禄十分の天然魚だった。

 それからは餌には寄って来たが食わなかった。釣り上がるとポイント毎にアマゴが見えた。ポツリポツリと釣り上げて午後2時までに20尾ほどになった。いずれも良型。ピカピカの天然だ。

 夕方はシモの放流区域に入った。ここでも深みには、たくさんアマゴが見えた。川虫で釣るとビューッと目印が走る明快なアタリで天然が釣れ、イクラで釣るとククッと厳しいアタリで養殖アマゴが釣れた。ギラつきもなく尾ビレもすれていない、本当にきれいなアマゴばかりだった。

 「こんなに見えているのに…」とムキになって頑張ったが、後半戦は31尾。合計釣果は51尾(15~24・5センチ)だった。

 それにしても、あの“見えアマゴ”は気になる数だった。「雨が降ったら真っ先に駆けつけたい」。そんな思いで帰途についた。

 追加放流を20日に予定。入川券は日券2500円、年券7000円。(報知APG・大西 満)

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