瀬尾選手トップ通過122尾…「第49回報知キス釣り選手権・SESSYA CUP」鳥取予選

スポーツ報知
鳥取予選を通過した(前列左から)瀬尾、香林、吉浜、本屋敷、竹田(後列左から)石川、小林、吉川、城代、梶川、山崎の11選手

 「第49回報知キス釣り選手権・SESSYA CUP」鳥取予選が3日、鳥取・境港市の弓ケ浜で101人が参加して行われた。競技時間は午前6時から4時間。釣ったキスの尾数で順位を競い、瀬尾隼人選手(松江市)が122尾でトップ通過。シード権保有者を除く山崎和也選手(倉吉市)までの上位11人が、決勝大会(9月30日、徳島・北の脇海岸)に進出した。

 天気にも釣果にも恵まれた予選になり、競技委員長として大いに安心した。地元の鳥取はもちろん、西は福岡、東は神奈川など遠方からの参加者も多数。エリア全体でキスは順調に釣れ、時には20センチを超える良型のアタリを選手は楽しんでいた。

 海はベタ凪。釣れたキスの平均サイズは13センチほど。基本的には近投で小型、少し遠投して15~20センチオーバーというパターンだった。開始早々には近投で10連掛けをした選手もいた。その時合いに効率良く釣れば数が伸び、ホンダワラなどの海草が仕掛けに絡まると苦戦を強いられた。

 海に向かって右のエリア外で地引き網を引いていた。見ると大型のスズキが大漁。今の時期はフィッシュ・イーターのスズキやダツなどが集まっていることが多い。せっかく掛けたキスを持っていかれた選手が数人いた。

 釣り場のどこにキスが多く、邪魔な海草やフィッシュ・イーターがいるかは、実際にその場で釣りをしてみなければ分からない“かけ”である。予測するのが難しいことが多いからこそ、キスの数釣りはトーナメンターの心を熱く燃えさせているのではないだろうか。

 今回は11選手が名誉ある決勝大会に進出することになった。シード選手はもちろん、この予選を突破した11選手もぜひ、優勝や名人位を目指してがんばってほしい。(報知APG・野村 道雄)

 ▽予選通過人数 基本的に上位1割とし、端数は繰り上げ。今回は101人中、シード選手を除く11人に決勝大会進出の権利が与えられた。

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