解禁!東京・秋川で「江戸前アユ」が釣れる…東京湾で育ち多摩川を遡上したアユを放流

2018年6月14日8時0分  スポーツ報知
  • あゆみ橋上流でアユの友釣りを楽しむ女性ファン(東京・秋川で)

 6月に入り、関東・東海地方の各河川でアユ釣りが解禁になった。報知APCの岡部利雄さんが、2日に解禁した東京・秋川をリポートする。東京湾で育ち、多摩川を遡上(そじょう)してきた天然魚を捕って放流しており、「江戸前アユ」が釣れる。また、東北や北陸地方では6月下旬から7月にかけて解禁する。

 秋川は東京の多摩西部を流れる。ここ数年、漁協組では、多摩川下流部で天然遡上の魚を捕って、管内に放流している。東京湾で育ったアユはいわば“江戸前”の魚。コンディションのいい魚が釣れるとあって、注目を集めている河川だ。

 あゆみ橋の上流に入ったのが午前5時。ここはJR五日市線の武蔵五日市駅から徒歩で10分ほどのところにあるため、多くの釣り人でにぎわっていた。あゆみ橋上流約200メートルのトロ瀬を狙った。水温は18度。濁りはない。水量はやや少なめだが、条件としては悪くない。

 ところがアユが追わない。釣り人が多く、移動できないせいもあって、狙えるポイントを丁寧に釣っていったが、まったく釣れない。あきらめて帰ろうかと思ったが、秋川では午前9時ごろから追いが好転することを思い出した。水温が上がるの待って、もう少し粘ることにした。結果的にはこれが功を奏した。午前9時30分を回って、水温が23度台まで上がった。そうすると、下流のフチにいらアユが帯状になって上ってきた。そして岩や石の周りでアカをはみだした。

 その岩にオトリを誘導してみると、目印が一気に飛んでアユが掛かった。その後は面白いように釣れる。入れ掛かりだ。いずれも背掛かりで上がってくる。追い気がある証拠だ。その後、わずか1時間で15センチ級を中心に21尾釣った。さらに午前11時30分まで釣り、11尾追加。合計で32尾。前半の不調がウソのような釣れっぷりだった。サイズは14~17センチ。ほとんどが放流魚だった。

 今回のように秋川でのアユ釣りは、水温があがる日中がおすすめ。釣り人が減る午後4時以降も狙い目だ。天然魚が追うには梅雨明けからだと思われる。照り込んでいいアカがつけば、天然魚の追いもよくなり、もっと面白い釣りができるようになる。(報知APC)

 ◆青森・赤石川「金アユ」今年も遡上好調…宮城・鳴瀬川なども 東北・北陸地区では、青森・赤石川が有望だ。世界自然遺産の白神山地を源流とする赤石川に生息するアユは、魚体が金色を帯びていることから「金アユ」と呼ばれて、人気がある。今年の天然遡上は、大量遡上に沸いた昨年に続き好調だ。漁協組も「2年連続で遡上量が多い。今年も楽しみ」と期待している。稚魚放流は人工産3万尾に加え、5万尾を予定。合計で8万尾を放す。平均サイズは11~12センチと大きめなので、開幕当初から良型が追うかもしれない。

 このほか宮城・鳴瀬川と吉田川、富山・神通川、庄川も天然遡上が好調。解禁が楽しみだ。

 その一方で心配なのが、秋田・阿仁川と山形・小国川。阿仁川は5月18~19日の記録的な豪雨の影響がまだ残り、川の濁りがとれていない。昨年は4月下旬に確認できた天然遡上も、今年は5月に入ってからようやく上ってきた。ただ、量は例年に比べると少なめ。これからの好転を期待したいところだ。

 小国川では、漁協組が6月1日から遡上調査を行っているが、まだ第1陣を確認できていない。稚魚は5月14日から平均7グラムの人工産を放流している。開幕してからしばらくは放流魚が中心になりそうだ。

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