チャゲ「申し訳ございません」帽子取り謝罪…ASKA覚醒剤逮捕

スポーツ報知

 覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名・宮崎重明)容疑者(56)の東京都目黒区の自宅から、警視庁が、尿の覚醒剤成分を判定する検査キットを押収していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。一方、Chage(56)は広島市内でファンイベントを開催。逮捕後、公式ホームページにコメントを発表していたが、公の場に姿を見せたのは初めて。トレードマークの帽子を取って、「すみませんでした」と謝罪した。

 Chageは広島市内でのファンミーティング後には報道陣の取材に対応し、「メンバーとして深くおわび申し上げたい。申し訳ございません」と、改めて謝罪した。

 報道陣、通行人合わせて約350人が待ち受ける中、帽子を取ると「すみませんでした!」と深々と頭を下げた。「まだ自分でも整理がつかない。事の重大さを把握できていない。ご迷惑をおかけしました」と、声は小さいもののハッキリとした口調で話した。

 自身のファンクラブ会員限定で開かれた今回のイベントでも、冒頭で頭を下げ「本当にいろいろとご迷惑をかけて、なんと言っていいか…。申し訳ございません。まずは、歌を、歌わせてください」とあいさつ。2008年に発表したソロアルバム「アイシテル」に収録された同名曲を歌い上げた。

 「どうしてこんなにも 胸の奥が痛むんだろう 僕の横に君がいないだけ それだけでさ」。ASKA容疑者に語りかけるような歌詞に、客席からはすすり泣く声も聞こえていたという。

 同曲は、全国各地で開催中の同イベントでよく披露しているが「きょうほど、この歌がしみた日はないです」とChage。イベント中、ASKA容疑者の名前を口にすることはなかったが、参加した広島市の甲斐智博さん(36)が握手会で「また2人で歌ってる姿が見たいです」と声をかけると「分かりました、ありがとう」と笑顔で応じたという。

 終演後、ASKA容疑者について聞かれると、「彼には自分を大事にしてもらいたい」ときっぱりと助言。今後のデュオ活動については「(自身の)ファンクラブの活動がまだあるので、頑張ってやっていきます」と明言を避けた。

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