敏いとう、心筋梗塞だった「もう死にそうだったんだよ」

スポーツ報知

 ムード歌謡グループ「敏いとうとハッピー&ブルー」のリーダーの敏いとう(74)が、今年2月に心筋梗塞で入院し、約6時間に及ぶ大手術を受けていたことが12日、分かった。

 敏はこの日、横浜のユナイテッド・シーメンズ・クラブで45周年記念コンサートを開催。開演前に取材に応じ、「もう死にそうだったんだよ」と明かした。昨年11月頃から胸の苦しさを感じていたが、今年1月に横浜市内の病院で検査を受けたところ、心臓の大動脈の3本が詰まった状態になっており、2月13日に足などから5本の動脈を心臓に移植する大手術を受けた。約3週間の入院を経て、現在もリハビリを行っているという敏は「酒もたばこもやらないし、大きな病気はなかったんだけど。とにかく無事で良かった」と笑顔。103キロだった体重は現在88キロにまで減量したという。

 この日のライブでは代表曲「星降る街角」「わたし祈ってます」などを披露。「来月か再来月には新曲を出したい。売れる曲ですよ。CDが売れない時代だけど、俺たちは違うってところを見せたい」と意気込んだ。

 ◆敏 いとう(とし・いとう)本名・伊藤敏。1940年1月3日、熊本県出身。74歳。青学大経済学部、日大獣医学部卒。獣医師として作曲家・遠藤実氏のペットを診察したのをきっかけに、芸能界入り。71年に「敏いとうとハッピー&ブルー」を結成し、リーダーに。「わたし祈ってます」「星降る街角」「よせばいいのに」などが大ヒット。91年に一時休業するが、96年に再結成。10年に国民新党から参院選に立候補するも落選。12年に「星降る街角2012」を再リリース。

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