平昌五輪開会式キャスターの桑子真帆アナ、紅白司会に続く大役に「実はそちらの方で頭がいっぱい…」

スポーツ報知
桑子真帆アナウンサー

 NHKの平昌冬季五輪キャスター発表会見が20日、東京・渋谷の同局で行われた。

 開会式のキャスターに抜てきされた桑子真帆アナウンサー(30)は初の五輪取材。冨坂和男アナウンサー(50)とタッグを組む。

 五輪ナビゲーターにモーグルで冬季五輪5回連続出場の上村愛子さん(38)。閉会式は杉浦友紀アナウンサー(34)と鳥海貴樹アナウンサー(48)が担当する。

 初の五輪キャスターとなる桑子アナは鮮やかな青いジャケットで登場。大みそかの「第68回NHK紅白歌合戦」(後7時15分)総合司会に続く大役となるが、初の五輪放送担当ということで「本当にフレッシュ過ぎて、この場に立っているのが信じられないです。オリンピックという感動を伝える場で大役に耐えられるのかと思いますが、開会式のワクワク感を伝えたい。現場で興奮や感動を現場で感じ取って、伝えたいと思います」とやや不安げ。

 それでも、「本当に防寒をしっかりして。口が回るか心配ですが、芯から冷えても、体の中から熱く熱く伝えたいと思います」と気合を入れた。

 「正直、2017年いっぱいは別のお仕事を控えておりまして。実はそちらのお仕事で頭がいっぱいなんですけど…」と「紅白」という言葉は出さず、大役続きの現状への感想を明かした。

 また、現地キャスターはソチに続く3回目の冬季五輪となる杉浦アナは「オリンピックの現地取材取材は3大会目ですが、選手の五輪への気持ちは様々です。初挑戦やリベンジ、集大成の選手たち、それぞれの選手の気持ちに寄り添って伝えていきたいと思います」と笑顔で話した。

 また、上村さんは純白のワンピースで登場。「これまで5大会、オリンピックを選手として経験してきて、その経験を今回、ナビゲーターとして生かすというお話をいただいた。どう、皆さんにお伝えできるか、私でいいのかなという気持ちもあったけど、選手としての気持ち、選手の表情を見たりすることをつかめ取れるような経験を5大会でしてきました。緊張でいっぱいになりますが、オリンピックは大好きなので、視聴者の皆さんにオリンピックって楽しいな、元気が出てくるなと思わせるようなコメントができたらなと思います」と笑顔を見せた。

 杉浦アナは、防寒グッズについて「ソチの時は毛糸のパンツを持っていくと言いましたが、今回は重ね履きなのか、また検討したいと思います」と笑顔で話した。

 桑子アナは期待する選手について、「(NHKでの)初任地が長野で(女子スピードスケートの)小平奈緒選手を取材させていただいていていました。今、絶好調の小平さんがどんな活躍をするのか、期待しています」と話した。

 防寒法については「今、持っているもの、メーカーは言えませんけど、熱い発汗してくれるインナーとか、足先から冷えると思うので、足先に貼るカイロは絶対持っていこうと思います」と苦笑。隣の杉浦アナから「私が毛糸のパンツをあげようかと思います」と言われ、笑顔を見せた。

 また、「紅白と五輪、どちらがプレッシャーか」と聞かれ、「紅白もどちらもすごいプレッシャーでしたが、実は先に平昌の方が決まっていて、次に紅白の方の話がドンと来て。今は紅白の方に全力でと思っています。あれ、これ、答えになってますか?」と話した。

 杉浦アナは「『サンデースポーツ』のマンスリーキャスターとして来ていだいた(スノーボードの)竹内智香選手のメダルへの熱い思いを見届けたいと思います」と話した。

 また、過去の冬季五輪の印象的なシーンを聞かれた桑子アナは「(フィギュアの)浅田真央選手がフリーで圧巻の演技を見せて、2位に入った時、感動で自然と涙が出てきました」と話した。

 杉浦アナは「やはり、浅田選手のソチのショート、フリーの演技。現地キャスターでしたけど、最初のフリーでトリプルアクセルが決まった瞬間から涙があふれて…。今でも、あの曲が流れると、涙腺がゆるむくらい、私にとって宝物みたいな瞬間でした。もう一つ、上村愛子さんの滑りの後のインタビュー。どうやって聞いたらいいんだろと思って聞いたら、上村さんが『すがすがしい気持ちです』とおっしゃってくれた瞬間です」と話した。

 上村さんは「5大会、選手としてオリンピックに臨んでいたので、選手である以上、上へ上へ昇って行く人は印象に残っています。里谷(多英)さんの金メダルと荒川静香さんの金メダルは印象に残っています。金メダルを争うからこそ、感動は起こるんだと思っています」と答えた。

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