【報知映画賞】新人賞・北村匠海、“恩師”寺尾聰のサプライズ祝福に「全部飛んでしまいました」

スポーツ報知
サプライズで登場し北村を祝福した寺尾聰(左)

 「第42回報知映画賞」の表彰式が20日、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京で開催された。新人賞は「君の膵臓をたべたい」(月川翔監督)にダブル主演した女優・浜辺美波(17)、5人組バンド・DISH//の北村匠海(20)が受賞した。

 恩師と慕う寺尾聰(70)のサプライズ登場に、北村匠海は言葉を失った。

 「まさか寺尾先生が来てくださるとは…。考えていたことが全部飛んでしまいました」。16年7月期のTBS系ドラマ「仰げば尊し」に生徒と先生役で共演。それ以来親交が続き、先月の受賞発表時にもスタッフを通じて祝福を受けていた。

 ドラマではクラス一地味で純朴な高校生役を真っすぐに演じきった。「画面に『キャリア何年、ギャラいくら』とは出ない。物おじしないでやれ」。撮影時に受けた激励の言葉を心の支えにして、確かな成長を遂げた北村は「人から評価されて初めていただいた賞が、報知さんの新人賞でうれしい。それも20歳の節目を迎えた年に。すごくぜいたくな時間でした」と感無量の表情を見せた。

激励の言葉支え 寺尾からはこの日、「変化球は60、70歳になっても投げられる。若いうちは直球を磨いて頑張ってほしい」と新たな金言も授かった。「共演のチャンスがあれば、成長した姿を見せたい。いつか恩返ししたいです」と誓った。

 ◆北村 匠海(きたむら・たくみ)1997年11月3日、東京都生まれ。20歳。2008年「DIVE!」で映画初出演。16年TBS系「仰げば尊し」レギュラー出演。映画「勝手にふるえてろ」(12月23日公開)を控える。DISH//の一員として13年メジャーデビュー。趣味はカメラ、古着屋巡り。血液型B。

 ◆「君の膵臓をたべたい」 膵臓(すいぞう)の病を患う高校生の桜良(浜辺)。クラスメートの僕(北村)は偶然、彼女の書く「共病文庫」(=闘病日記)を見つけ、一緒に過ごすことに。やがて桜良は死去。12年後、母校の教師になった僕(小栗旬)は、桜良との日々を思い出す。

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