文枝、爆笑口上「いらっしゃーい!」きよし応酬「コツコツ」 NGKリニューアルオープン

スポーツ報知
なんばグランド花月のリニューアルオープンセレモニーで、「いらっしゃ〜い」のポーズを決める(手前右から)桂文珍、西川きよし、桂文枝ら吉本興業の関係者たち 

 関西のお笑い文化を支えてきた「笑いの殿堂」なんばグランド花月が21日にリニューアルオープンした。「リオープン公演」と題した公演では、桂文枝(74)、西川きよし(71)、西川のりお・上方よしお、トミーズが口上を述べた。

 文枝は「ただいまより、口上をもって『いらっしゃーい!」と呼びかけると、「なんで文枝さん、自分だけギャグやって。小さいことからコツコツと頑張ります」と、きよしも負けずに応酬。「何度も劇場に来て下さっているお客さんは、どこが変わったんやと思われるでしょうが、とても楽屋がきれいになりました」と文枝は観客を笑わせた。

 西川のりお(66)は「正座してますけど文枝師匠みたいに噺家と違いますので。高血圧なんで関節曲げたら血圧によくない。立つと立ちくらみがする」と言いながら立ち上がり、「ツッタカター、ツッタカター、ツッタカタッタッター!」とギャグを繰り出しながら客席へと降りていく大サービスで、客席からは手拍子が起きた。

 トミーズ雅(57)が「なんばグランド花月ができた30年前は素人でした。お客さんとこの舞台のおあげで、芸人というところまでたどり着いた。命ある限り、この舞台で暴れたいと思います」と力強く宣言する一方、トミーズ健(58)は「オープンで、ハッピーハッピー、僕ピッピー」とやり、いつも通りに観客に微妙な空気にさせた。

 最後はきよしが「皆さんのおかげでNGKがきれいになりました。忘れてはならないのは、30年前に横山やすしさんとこの舞台のこけら落としに立たせていただいた。あれから30年、『光陰矢のごとし』と申しますが、これからも新しくなった花月の舞台で、初心を忘れずしっかりと頑張ります」と口上を締めた。朝公演のトップバッターは姉妹漫才コンビ「海原やすよ・ともこ」が務めた。

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