自殺が相次ぐ韓国芸能界…追い込まれる背景を活動経験ある葉加瀬マイが解説

スポーツ報知
葉加瀬マイ

 韓国でも活動したタレントの葉加瀬マイ(30)が26日に生放送されたフジテレビ系「バイキング」(月~金曜・前11時55分)で、自殺が相次ぐ韓国芸能界について語った。

 番組ではタレントたちがネットでの誹謗中傷やうつ病などが原因で命を絶っていると指摘。激しい競争ストレスや日常生活が制限されている中で成功を求められ精神が傷つくことを紹介した。さらにファンもお気に入りのために時間やお金をつぎ込んでヒットチャートを後押ししていると自負しているため、完璧を求め過ぎるという。

 葉加瀬は「常にファンは完璧を求めている。日本であればファンが育てたりとか、例えば欠点、短所があってもそれを個性として認めるんですけれど、韓国は常に美しい、芸能人はスター。芸能人だからこうでなくちゃいけないというのが強くて、少し太ったりとか鼻が低いとかあっても中傷になってしまう」と話し、「プライベートはないも同然。少しでも何かあるとバッシングで、500~1000円程度で芸能人の電話番号が売買されていたり、視聴者が放送局に直接押しかけデモをする」と日本とは違う環境を解説した。

 また、撮影時にファンからケータリングが届くのは日常茶飯事で「愛する○○へ」と書かれていたり、突然メッセージアプリで「愛してる」と来たりするという。

 下積み生活も厳しく、1日20時間の練習で携帯電話禁止で見つかると没収ということも。韓国では名の知られたアイドルから「お腹が空いた。お金がない」と葉加瀬に電話がかかってきたこともあると明かした。

 韓国でも度々問題にはなるが、葉加瀬は「芸能人になりたい人がいっぱいいるので、競争社会は崩れないんじゃないかな」と、韓国芸能界にはびこる根深い事情を語っていた。

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