元巨人・実松、日本ハムへの復帰が決まり12歳の長男が号泣 あどけない質問にパパ絶句

スポーツ報知
実松

 巨人から戦力外通告を受け、来季は日本ハムでコーチ兼任でプレーする実松一成捕手(36)が、昨年12月30日に放送されたTBS系特番「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」(後10時)の密着を受け、心境を語った。

 実松は1998年ドラフト1位で日本ハムに入団し、06年開幕直前にトレードで巨人に移籍し、プレーしていた。

 実松が巨人から戦力外通告を受けたのは10月30日だった。巨人は同月初旬に戦力外通告を発表しており、「ベテラン選手への通告は近年早く言われていたから、そこで言われなかったから安心した」と話していたが同月26日のドラフト会議で、巨人は社会人野球の捕手2人を指名、育成でも大学生の2人の捕手を指名した。その結果、戦力外となり実松は「(ドラフトで)キャッチャー、キャッチャーって来て、育成でもまた2人…。4人も取ったのでキャッチャーの人数があふれてしまう。何らかの動きはあると感じていました」と当時の心境を語った。

 戦力外通告を受けた時の気持ちとして「言葉でなかなか伝えづらいですけれど、どうしよう、さびしい、全てが混ざった感じですね」と話した。

 紀子夫人(38)と長男・海翔(かいと)くん(12)、長女・もゆさん(9)、次男・道くん(5)に「パパ、実はね、来年ジャイアンツのユニホームを着て野球出来なくなったから」と報告した。

 すでにオフに入っており、体を動かしていなかったことから、トライアウトは受験せずに他球団のオファーを待つことに。「(トライアウトに)臨める状態ではないので。準備しないで受けるのは違うと思う。(準備を)していない自分も悪いけれど、戦力外にならないという自分の中で甘さがあった」と話した。

 番組では2年前から野球を始めている海翔くんが実松とキャッチボールをする姿も紹介。海翔くんの「お父さんが行ったチームを応援したい。この家も買ったばかりでお金もない状態で、その上に戦力外になってしまったので大変です」と心配するコメントも放送された。

 トライアウト翌日の11月16日に日本ハムから選手兼任コーチのオファーを受け家族に報告。「また野球出来るってことに決まったから、みんなの前でいいプレーできるように頑張るから」と実松が言うと、海翔くんは感極まって号泣した。「パパ、来年のホームランの回数は」と聞く海翔くんに「パパにホームランのこと聞くの?」と苦笑い。「ヒットは? 犠打は?」と聞く長男に実松は「パパは1軍のあそこの舞台に立って試合に出る。それを意識しながら準備をする」と家族に全力プレーを約束した。実松は実働17年で通算20本塁打している。

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