古川雄輝をＭｒ．マリックが絶賛「マジシャンの世界に是非来て欲しい」

　俳優の古川雄輝（３０）が５日、都内で主演映画「風の色」（１月２６日公開、クァク・ジェヨン監督）のマジックイベントに登場した。

　同作は北海道と東京を舞台とし、同じ容姿の男女２組が織りなすラブストーリー。古川は、恋人を亡くした失意からマジシャンを志す青年・涼と、２年前から行方不明の天才マジシャン・隆の一人二役を演じる。

　撮影は２０１５年３月から北海道・知床半島で始まり、流氷が残る寒い時期に行われた。古川は、チェーンを巻いて水中脱出を試みるシーンを振り返り、「かなり寒くて大変でした。チェーンも本物で重く、水の中に入るとチェーンがほどけなくて大変なことになりました」と苦笑い。同作のマジック監修を務めたＭｒ．マリック（６９）は、本物のマジシャンと同じ訓練を積んだ古川を「マジシャンの世界に是非来て欲しい」と絶賛した。

　イベントで、古川はマジックに挑戦。手始めにコインを人さし指から小指の背中へと転がす、コインロールを披露した。映画の撮影以来２年ぶりに挑戦したと言うが、華麗な指さばきで観客を圧倒させ、「これ難しいんですよ？」と余裕な表情。

　続けて、１０枚のお年玉袋を手に取り、観客の「ストップ」という声に合わせてランダムにシャッフル。混ぜたものをテーブルに横一列で並べ、“師匠”譲りのハンドパワーを送った。念を込めた袋を開けると「風の色１月２６日公開」の文字が並び、見事大成功。割れんばかりの拍手に古川は安堵（あんど）の表情を浮かべた。