森山未來が“鉄腕アトム”演じる「多くの人に見てもらいたい」

スポーツ報知
舞台「プルートゥPLUTO」取材会に出席した(前列左から)森山未來、土屋太鳳、大東駿介(後列同)吉見一豊、柄本明、吹越満

 俳優・森山未來(33)、女優・土屋太鳳(22)らが5日、都内で舞台「プルートゥ PLUTO」(1月6日~28日、東京・Bunkamuraシアターコクーン)取材会に出席した。

 同作は手塚治虫の名作「鉄腕アトム」に含まれるエピソード「地上最大のロボット」を浦沢直樹がリメイクした同名漫画が原作。2015年に上演されて以来、3年ぶりの舞台化で構成・演出が一新された。来月からはイギリス、オランダ、ベルギーの欧州ツアーも開催される。

 アトム役で主演を務める森山は「混沌(こんとん)がヒタヒタと近寄っている世界で(台本を)読むと、3年前には感じなかったことが刺さっていく」と心境の変化を実感。「他者に対して何を思うかが強く偏っている今、出来る限り多くの人に見てもらいたいと思うので、このタイミングでヨーロッパ3か国まわれるのはうれしい」と期待を寄せた。

 土屋は同作が舞台初出演ながら、アトムの妹・ウランと世界最高水準の刑事ロボット・ゲジヒト(大東駿介)の妻・ヘレンの2役を演じ分ける。舞台に立った感想を聞かれると、「舞台はすごいです。宇宙でした」。目を輝かせる一方で、取材会前に行われた、報道陣向けの稽古では反省点が多かった。「(セリフを)2回かんじゃった。緊張で心と体が幽体離脱しそう。初舞台という人生で大切な節目という実感を大切にしながら、これからの舞台を踏ん張っていきたい」と意気込んだ。

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