真屋順子さん、死去 「欽どこ」で夫婦役…何度も見舞った欽ちゃんショック

スポーツ報知
テレビ朝日系「欽ちゃんのどこまでやるの!」で夫婦役を演じた萩本欽一と真屋順子さん

 テレビ朝日系「欽ちゃんのどこまでやるの!(欽どこ)」のお母さん役で人気だった女優の真屋順子(まや・じゅんこ、本名・高津詔子=たかつ・しょうこ)さんが昨年12月28日に死去していたことが5日、明らかになった。75歳。大分県出身。「欽どこ」で夫婦役を演じた萩本欽一(76)は、何度も病室を訪れており、訃報が届いた際には、ショックのあまり言葉を失ったという。

 真屋さんは2000年に脳出血で倒れ、以降も相次いで病魔に襲われた。昨年7月にはTBS系「爆報! THEフライデー」で、ほぼ寝たきりの闘病生活を送る様子を明らかにした。番組を見た萩本は、真屋さんの家族と連絡を取り、すぐにお見舞いに駆けつけ、その後も励ましの言葉を送り続けていたという。

 関係者によると、すでに近親者のみで家族葬が行われたが、「欽どこ」に関わった出演者やスタッフが集まって、真屋さんに別れを告げる「しのぶ会」が計画されており、萩本はその場で心境を語る意向だ。

 真屋さんは1961年に俳優座養成所に入り、76年スタートの「欽どこ」にレギュラー出演。萩本のツッコミに対し、ほんわかとした受け答えでほのぼのとした家族の姿をお茶の間に届けた。私生活ではドラマで共演した俳優の故・高津住男さん(10年死去、享年74)と69年に結婚した。

 ◆真屋 順子(まや・じゅんこ)1942年1月8日、大分県生まれ。61年に俳優座養成所へ入所。64年にNHK大河ドラマ「赤穂浪士」でテレビ初出演。主な出演作に「人形佐七捕物帳」、「赤い絆」など。洗剤「ママレモン」のCMキャラクターとしても人気を集めた。

 関根勤(タレント)

 「『欽どこ』は、萩本欽一さんが直前で演出を変更したり、僕と小堺(一機)くんが好き勝手やったりと先の読めない現場でしたけど、(真屋さんは)どんな時でも笑顔で我々を見守ってくださったと記憶しています。その笑顔のおかげで、毎週楽しく安心してステージに立つことができました。これからも僕らを見て笑ってください」

 小堺一機(タレント)

 「『欽どこ』でまだ半人前の私が大将(萩本欽一)の稽古でうまくできない時も、穏やかな笑顔で、『面白かったよ、大丈夫よ』とさりげなく支えてくださいました。甘えっぱなしで何の恩返しもできなかったのが悔やまれます」

 見栄晴(タレント)

 「連絡をいただき、年末29日の晩にお焼香だけさせていただきましたが、長い闘病生活をされていたとは思えないほど、優しく朗らかなお顔をされていました。ご冥福をお祈りするのと共に、『お母さん、ありがとうございました』」

 細川たかし(歌手)

 「大将(萩本欽一)には笑いを教えてもらい、お母さん(真屋さん)には笑いの『間』を教えてもらいました。感謝です」

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