小田和正、親友・星野仙一さん急死に「本当に残念です」

スポーツ報知
始球式前にグラウンドで談笑する星野仙一氏(左)と小田和正

 闘志むき出しの「燃える男」として名をはせた星野仙一氏だが、グラウンドの外では人情味あふれる人柄で、有名無名を問わず多くの人々を魅了してきた。30年来の盟友だったシンガー・ソングライターの小田和正(70)は「本当に残念です」と無念のコメントを発表したほか、芸能界の多くの星野ファンが肩を落とした。またゆかりの喫茶店や児童福祉施設、東日本大震災の被災地など全国各地から追悼の声が寄せられた。

 同じ1947年生まれで、「仙ちゃん」と呼ぶ間柄だったという小田。関係者によると、この日朝、ニュースで突然の訃報を知り、大きなショックを受けていたという。

 星野氏が昨年1月に野球殿堂入りを果たした直後の3月、元日本テレビの山下末則アナウンサー(69)を交えて開いたお祝いの食事会で会ったのが最後となった。小田は「殿堂入りのお祝いの食事をしたのが最後でした。その時はいつもどおりの仙ちゃんで、とても元気でした」と星野氏の当時の様子を振り返り、「本当に残念です。ご冥福をお祈りします」としのんだ。

 宮城の東北大卒で大の野球ファンの小田は音楽関係者の紹介で星野氏と知り合い、1983年の現役引退試合では花束を手渡した。星野氏が楽天を初の日本一に導いた2013年シーズンには、4月2日のKスタ宮城(当時)での本拠地開幕戦で、星野氏と同じ77番の背番号で「K・ODA」のユニホーム姿で始球式を務めた。日本一達成時には「涙があふれました」とコメントを寄せていた。

 星野氏も、小田の16年のツアーを訪れるなど何度もコンサートに足を運んでおり、ステージに飛び入りしたことも。名古屋市にある自宅に小田を何度も招くなど、公私ともに親交が深かった。昨年11月に東京、12月に大阪で行われた「野球殿堂入りを祝う会」でも、全編で「言葉にできない」など小田の楽曲を使うなど、固い絆で結ばれていた。

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