YOSHIKI、20年前のHIDEの死で「僕も弱っていてミュージシャンを辞めようと」

スポーツ報知
YOSHIKI

 ロックバンド「X JAPAN」のリーダー・YOSHIKIが12日放送のフジテレビ系「ダウンタウンなう」(金曜・後9時55分)に出演。「X JAPAN」の解散やToshlの洗脳騒動の真相、ギタリストのHIDEの突然の死について赤裸々に語った。

 1997年に洗脳騒動の渦中にいたToshlの突然の脱退で9月に「X JAPAN」解散。翌年5月には中心メンバーだったHIDEが急死した。Toshlの脱退について「厳しかったですよ。メンバーというより子どもの頃から知っている家族が崩壊した感じで辛かったです」と振り返ったYOSHIKI。

 「(洗脳騒動の)その時は僕の知っているToshlではなかった。あの頃、僕らは日本では大スターでも海外では英語もしゃべれない何でもない存在だった。壁にぶち当たった中で自分自身を失いかけていた。僕が強引に成功するんだとみんなを引っ張っていく中でメンバーも自分も疲れていて…僕もバンドから離れたかったんです」と本音を漏らした。

 翌年のHIDEの死についても「僕も弱っていて、ミュージシャンを辞めようと思いました。ToshlとHIDEの件で自分を責めていたんです」と率直に話した。

 完全に引退の危機だったが、99年、天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典で奉祝曲「Anniversary」を演奏したことで立ち直ったというYOSHIKI。「大役なので、自分がそれを引き受けていいか、お母さんに相談して。『光栄なことなのでやったら』と言われたので、引き受けました」と、こちらも今だから話せる秘話を明かし、共演の「ダウンタウン」松本人志(54)、浜田雅功(54)、坂上忍(50)らを驚かせていた。

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