安打出ずロッカー室の高級椅子没収、新聞紙敷きに…昨季プロ野球で本当にあった話

スポーツ報知
ソフトバンク・甲斐

 プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手(25)が、13日に放送されたTBS系「ジョブチューン★新年恒例!プロ野球オールスターぶっちゃけ祭!」(土曜・後6時55分)で、昨季16試合連続で無安打と大不振に陥ったときのエピソードを明かした。

 甲斐は昨季8月に16試合連続無安打など25打数1安打で月間打率は4分とどん底だった。ある試合でのこと。甲斐が打てずに終えて落ち込んでロッカールームに戻ると、全員に設置されている高級椅子が甲斐だけ没収されて、代わりに段ボールが敷かれていたという。先輩から「お前、打てないんやけん、こんな高級な椅子に座るなよ」と言われたという。次の試合でも安打が出ず、ロッカールームへ行くと今度は新聞紙が敷かれていたことを明かした。

 椅子を撤去して段ボールや新聞紙を敷いたのは、松田宣浩内野手(34)、柳田悠岐外野手(29)、川島慶三内野手(34)の3人。甲斐は“若手イジメ”ではなく「落ち込んでいた僕を励ましてくれようとした先輩の優しさです」と説明。「本当に優しい方々なんで」と話していた。

 甲斐は昨季103試合に出場して投手陣を引っ張り、リーグ優勝に貢献。育成ドラフト入団では初のベストナインを受賞した。

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