ももクロ、有安から卒業伝えられ長く沈黙続いた

　ももいろクローバーＺのメンバーは１５日、川上アキラ・マネジャーによるテレ朝動画のネット配信「川上アキラの人のふんどしでひとりふんどし」（月曜・後７時）に出演。有安杏果（２２）が昨年末に卒業したいと明かした時の状況を明かした。

　有安は同日、ブログで２１日のラストライブ（幕張メッセ）で卒業すると電撃発表した。

　「みんなでそろっている時に杏果の口から私たちに直接、卒業を考えていると聞いて…。みんな黙っちゃったよね」と玉井詩織（２２）。４人が沈黙する中、最年少の佐々木彩夏（２０）が最初に「「『ももクロは５人で５色で』という印象が強いから、そういうのちゃんと考えてる？」と口を開いたそう。沈黙していた高城れに（２４）は「言われた時は理解不能で何言っちゃってるの？　みたいな」と混乱。リーダーの百田夏菜子（２３）は１時間半くらい言葉を発することができなかった。「最初は、はぁ、どうしよう、みたいなね」と百田。「グループのことだけ考えたらやめてほしくないなと思う。同じ世代の女の子として、一緒に仕事してきて、大変なこともわかるうし、伝えられた時は覚悟が決まっていると伝わった。決まっていることだから笑顔で送り出したい」と続けた。

　１１年４月に早見あかりが脱退し「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーＺ」に改名したが、「ももいろクローバーＺなのでウチは何かが入ったりとかはないですよ」（川上氏）と今回は改名やメンバー追加はない模様。４人の新体制になった後で有安のテーマカラーである緑色のグッズを身に着けているファンが訪れてたとしても「杏果がいたももクロということで気に懸けていてくれたらうれしい」と玉井は話した。

　有安は「ファンの方に言えない中、去年ずっとライブもやっていた。一つ一つのライブを悔いの残らないようにやっていたので、後悔とかはない。世間にこうやって初めて言うと、本当になったんだなと思う」。送り出す側の百田は「２１日は５人最後のライブというのを大事にしたい。うちらもクヨクヨしてられない。有安とできる時間はそれに費やしていきたい」と５人体制の最後を飾ることに集中する一方で「４人になるのが近々目に見えているから、しっかりと見せられるようにしていきたい」とその先も見据えていた。