大阪制作「ミヤネ屋」は阪神大震災の話題がトップ 東京制作のフジ「グッデイ」はスルー

スポーツ報知
阪神大震災から23年、野球ができる喜びをかみしめ黙とうを行った福良監督(中央右)と安達(中央左)らオリックスナインと関係者ら

 阪神・淡路大震災の発生から23年が経った17日、昼のワイドショーでは、大阪の読売テレビが制作している日テレ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)がこの日のトップの話題として伝えた。

 番組は阪神高速が横倒しになった映像で幕を開け、神戸市中央区の東遊園地で祈る市民の様子を伝えた。MCの宮根誠司キャスターは当時、ABCテレビの朝の情報番組「おはよう朝日です」司会を務めていた。宮根キャスターは「関西は地震が起きないというイメージが(当時は)あって。僕はテレビ番組で家の中から出ないでください、学校に行かないで下さい、会社に行かないで下さいとずっと言っていた。でも8時を過ぎると神戸の映像が入ってきて『自分は今まで何を言っていたんだろう』と思ったのを鮮明に覚えています」と振り返った。

 同じワイドショーでも、東京制作のフジテレビ系「直撃ライブグッデイ」(月~金曜・後1時45分)では震災に触れること無く終了。愛知・CBC制作のTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜・後1時55分)は番組内のニュース枠で、東京・六本木ヒルズで外国人の避難避難が行われたことだけを短く伝えた。両局は番組冒頭から北朝鮮の“美女応援団”の話題を大々的に取り上げており、制作局の地域による関心の差が浮き彫りとなった形だ。

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