尾野真千子、映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」主題歌歌う!…原作・末井昭氏とデュエット曲

スポーツ報知
レコーディングでつややかな歌声を披露した尾野真千子

 女優の尾野真千子(36)が、映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」(冨永昌敬監督、3月17日公開)の主題歌「山の音(ね)」を歌うことが17日、分かった。

 成年向け雑誌「写真時代」や「パチンコ必勝ガイド」などを手がけたカリスマ編集者・末井(すえい)昭氏(69)の自伝エッセーの実写化。幼少期に母親が隣家の青年とダイナマイト心中した壮絶な過去を背負った主人公(末井氏)が、写真家の荒木経惟(のぶよし)さん(77)らと出会い、70~80年代のアングラカルチャー界をリードしていくさまを描いた作品で、尾野は末井氏の母を強烈な存在感で演じている。

 主題歌の「山の音」は音楽家の菊地成孔(なるよし)氏(54)が作詞、作曲、編曲を手がけたデュエット曲で、お相手はなんと末井氏本人。尾野はかつてドラマの劇中で歌うシーンなどはあったが、主題歌は初めて。「本当に私でいいの? 嘘でしょ?と思いました」と驚きつつも、昨年5月に行われたレコーディングでは、色っぽくどこか退廃的な歌声を披露。時空を超えた母と子の“競演”に「とても貴重な体験をさせてもらいました。もっともっと歌ってみたい、という感情が湧き、皆さんがおだて上手だなと思いました」と振り返る。

 末井氏も「最初に聴いたとき涙ぐみました」と曲の出来栄えに感激。尾野の歌声にも「歌がうまくて、声が超カワイイです。女優さんってスゴイ!」とべたぼれだ。末井氏を演じる主演・柄本佑(31)も「末井さんと末井さんのお母さんが奇跡のデュエットをしている! と、すてきな錯覚を味わえます!」と猛プッシュ。「山の音」は3月7日発売の同作のサウンドトラックにも収録が予定されている。

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