堂本光一、初“外部作品”ミュージカル…井上芳雄と共演

スポーツ報知
KinKi Kids

 KinKi Kidsの堂本光一(39)とミュージカル界のプリンス・井上芳雄(38)が、新作ミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」(7月27日開幕、東京・帝国劇場)で初共演することが18日、発表された。堂本は「Endless SHOCK」をライフワークとするが、ジャニー喜多川氏が作・構成・演出を手掛けるミュージカル以外の出演は初となる。

 ともに異なる立場ではありながら、ミュージカル界を牽引(けんいん)してきた2人の共通点は多い。堂本が1学年上ながら、同じ1979年生まれ。帝劇デビューも、ともに2000年だ。互いを認め合いながら、交わることのなかった2人。3年ほど前に、今作の製作を手掛ける東宝が間を取り持つ形で食事をともにしたことで意気投合。その後もプライベートで親交を続ける中で「いつか共演できたら…」という思いが実現した。

 堂本にとって“外部作品”の出演は、約15年ほど前から思い描いていた念願だった。「―SHOCK」は05年から自ら演出も手掛けるが、新作では演者に徹する。「素晴らしい監督や演出家がいれば、そこについていくことで、自分が全く知らない扉みたいなものを開けてもらえることがあると思う」と期待する。

 長年かなわなかった新たな挑戦を実現させた演出家との出会いもあった。ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの名誉アソシエート・ディレクターの世界的演出家ジョン・ケアード氏だ。同氏が脚本・演出する新作は「二人の貴公子」を原作にしたオリジナルのダンスミュージカルとなる。

 井上との初共演にも「遠いところで意識はし合っていたと思う。境遇の違いから話をしたけど、演劇やミュージカルの世界が盛り上がるといいという志、向かう先は同じ」と気持ちを高ぶらせる。単独ミュージカルで歴代1位、同一演目の単独主演として歴代2位の公演数を誇り、今年も2~3月に上演を控える「SHOCK」の今後の進化にもつながる挑戦となりそうだ。

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