大瀧詠一さん名曲「夢で逢えたら」だけコンピアルバム…現在71曲、80曲超えるかも

スポーツ報知
大瀧詠一さん

 2013年12月に亡くなったシンガー・ソングライターの大瀧詠一さん(享年65)の代表曲の一つで、多くの歌手にカバーされている「夢で逢えたら」に特化したコンピレーションアルバム「大瀧詠一作品集Vol.3『夢で逢えたら』(1976~2018)」が3月21日に発売されることが18日、分かった。これまでに発売されたさまざまなカバーバージョンと、新たにレコーディングされたカバーの合わせて71曲の収録が既に決定。中には現在放牧(活動休止)中の「いきものがかり」のボーカル・吉岡聖恵(33)の新録も含まれている。

 ♪夢でもし逢えたら すてきなことね―の歌い出しで知られる国民的名曲がさまざまな歌声でよみがえる。大瀧さんが作詞・作曲した同曲は76年に吉田美奈子(64)がアルバム「FLAPPER」の中で歌ったのが最初。以降、鈴木雅之(61)、桜田淳子(59)ら人気アーティストによって無数にカバーされてきた。今回、レコード会社やレーベルの壁を超えて“古今東西”のカバー作品が集められた。

 さらに昨年1月から活動休止している吉岡も企画に賛同。昨年12月下旬に2日間にわたってスタジオ入り。16年8月発売のシングル以来、約1年半ぶりの収録とあって、関係者によると「最初は不安そうだった」。だが次第に勘を取り戻したのか「表現に集中しているように見えた」(同)という。曲は吉岡の声が明るく響く「いきもの―」らしいポップなナンバーに仕上がっている。

 オリジナルの吉田も76年の音源とともに、今回、アルバム以来42年ぶりにレコーディングを行った。また、これまでにリリースはしていないが太田裕美(62)が過去にライブで歌った音源も収録されている。

 既に71パターンの収録が決まっているが、まだ名曲の輪は広がっている最中。関係者によると発売までに「80曲を超える可能性もある」という。

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