春日野部屋暴行事件の被害者・矢作さん、後遺症で仕事にも制限「僕の預金残高は22円です」

スポーツ報知
春日野親方

 26日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)では、大相撲の春日野部屋に所属していた元力士(23)が弟弟子・矢作嵐さん(22)の顔を殴って傷害罪で起訴され、2016年6月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が確定していた問題を冒頭で特集した。

 同番組では、事件後3年半を経ても、いまだ後遺症に苦しむ矢作さんの生活を取材。6K1畳の部屋で暮らし、「アゴが折れた状態で骨が刺さっていた」と明かす全治1年の大ケガの後遺症で「口の中でまったく味がしない。死ぬまで(味覚障害は)残ると言われました」と矢作さん。後遺症の影響で仕事も制限されるため、「僕の今の預金残高は22円です。後はスイカに300いくら入っているくらいです」と明かした。

 味覚障害のため、調理師になるという目標も断念。現在はゲーム機を売るなどして、生活しているという。

 小倉智昭キャスター(70)は、味覚がないためまず料理の匂いをかいでから口に食べ物を入れるという矢作さんの姿に「食事の様子を見たら、本当に気の毒ですよね」とつぶやいた。

 「味覚消失って言うそうだけど、(暴行などの)どの段階でそうなったのか。きちんと調べないといけないけど、協会に言わせれば(矢作さんは)“辞めた人”だから…」と呆れた様子で話した。

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