フジ幹部、登坂アナ降板に「2年前の教訓を生かせなかった」後任は急きょ検討中

スポーツ報知
登坂淳一アナ

 フジテレビの定例社長会見が26日、東京・新宿の京王プラザホテルで開かれた。

 宮内正喜社長(73)は4月スタートのニュース番組のメインキャスターに決まっていた元NHKの登坂淳一アナウンサー(46)がセクハラ疑惑報道を理由に突然、出演辞退したことについて、「信頼される報道番組を提供したいという中で『プライムニュース』という看板を担っていただける方ということで登坂さん起用を決めましたが、ご本人から辞退したいという言葉がありました。大変、残念です」と話した。

 「後任は急きょ現場で検討しているということで、その結果を待っているところです」と同社長。

 同局では16年3月にも夜のニュース番組「ユアタイム~あなたの時間~」(当時)のメインキャスターに起用予定だったショーンK氏(49)の学歴詐称が発覚。放送開始直前に降板しているが、今回、出演決定前にどこまで登坂アナの「身体検査」を行ったかについて、登坂アナとの出演交渉に当たった岸本一朗専務は「結果的に調査が不十分だったとすれば、率直におわびしたいし、批判を受け止めたい。2年前の教訓を生かせなかったという点はおわびするしかない。また、どこがいけなかったかを今後、きちんと検討していきたい」と話した。

 登坂アナについては25日発売の「週刊文春」がNHK札幌放送局在籍時の2011年、酒席で契約キャスターの女性の体を触るなどのセクハラ行為を行ったと報じていた。

 この日、登坂アナが所属するホリプロが報道各社にFAXを送付し、出演辞退を発表するとともに「身に覚えのないことも多く、困惑するような内容で非常に残念」とする登坂アナのコメントを伝えた。

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