元貴闘力氏、大相撲の暴行問題に「相撲協会の考え方が甘い」

スポーツ報知
貴闘力氏

 大相撲の元関脇・貴闘力忠茂氏(50)が28日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・前10時)に出演し、大相撲の春日野部屋に所属していた元力士(23)が弟弟子(22)の顔を殴って傷害罪で起訴され、2016年6月に懲役3年、執行猶予4年の有罪判決が確定していた問題について「相撲協会の考え方が甘い」と断じた。

 相撲協会と春日野親方はこの事件をこれまで公表していなかった。貴闘力氏は、新弟子の育成について「練習でついていけなくてやめていく子は微々たるもので、私生活の苦しさでやめる子がほとんど」と明かし、松本人志(54)からやめる理由を「暴力的な部分も?」と聞かれると「ありますね」と明言した。

 その上で「相撲協会の考え方が甘いんです。新弟子の時にたたかれたら暴力とかいじめとかイヤじゃないですか。そういうところを徹底的に教えないと。掃除も自分で率先してやっとけって、栃乃和歌」と春日野親方の現役時代のしこ名を上げて指摘していた。

 弟子は入門した部屋からの移籍はできない。貴闘力氏はこうしたシステムに「いじめるような部屋には入れたくない」とし、いじめがある部屋を「オレは分かってますよ」と断言し、そうした部屋の師匠を「こいつは性格悪いって」と話した。 その上で暴行問題に「もっと出てくるかも分からない」と述べた。

 また、現役時代に弟弟子だった貴乃花親方について「頑固なんです。そこが勘違いされることもある」と話していた。

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