マツコ、久米宏さんをチクリ「いろんな物を崩壊させちゃった、きっかけでもあったのかな」

　タレント・マツコ・デラックス（４５）が２９日放送のＴＯＫＹＯ　ＭＸ「５時に夢中！」（月～金曜・後５時）に出演。バラエティー色を強める一方の現在のテレビ各局のニュース番組を批判した。

　番組では１９８５年、テレビ朝日系でスタートした久米宏さん（７３）司会の「ニュースステーション」が固いニュースも柔らかく報じ、人気を呼んだことを紹介。このことについて意見を求められたマツコは「当時は久米さんがニュースを読むってこと自体が驚きだった。アナウンサーではあったけど、歌番組のイメージだった人が、いきなりニュースを読むっていうのが…」と振り返った上で「当時は報道のきちんとしたことをやるのがアナウンサーで、あんなおちゃらけた仕事はなかったわけよ。今でこそ、アナウンサーって一緒くたにいろんなことやるじゃない？　久米さんはいろんな意味ですごい先駆者であり、いろんな物を崩壊させちゃった、きっかけでもあったのかなと思う」と続けた。

　さらに「今、ＮＨＫのニュースだって、なんかパヤパヤしたセットの前で、なんだか中途採用みたいな女子アナが脚出してニュース読んでるじゃない？」とチクリ。「今や超ストレートニュースでハードな、私ごとは一切言わないっていうのを見た方が新鮮かもね。ここまで、みんな砕けちゃうと」と真顔で訴えていた。