谷口愛祐美、秋元康氏劇団“主役”最後の8人目に合格「死ぬ気でやったるで!」

作詞家の秋元康氏(59)がトータルプロデュースする「劇団4ドル50セント」の旗揚げ本公演となる舞台「新しき国」で、メインキャストの8人目にタレントの谷口愛祐美(20)が選ばれたことが30日、分かった。このほどスポーツ報知のインタビューに応じた谷口は「死ぬ気でやったるで!」と意気込みを語った。
劇団は2016年9月に発足した秋元氏肝いりのプロジェクト。5000人から選ばれた男女31人が、2月8日の初日を目指して稽古に励んでいる。今月に入り、オーディションでメインの8人を決めるはずが、最後の1枠で4人が同点に。稽古での成長度で1人を決めることになった。
「元々、前に出るのが苦手なんですが、このままではいけない」とスイッチオン。準備運動でも声を出し、日々の稽古でもセリフの多い役に立候補した。そして今月16日に最終試験。演じたのは本番の役でもある酒屋の女主人。「座る時、普段は足を閉じますが、ミカン箱上ではあえて足を開きました。久本雅美さんをイメージしてキャラを作った」と役作りを徹底。演技の10分後に結果を聞いた時は「『よっしゃ』と思った」と振り返る。
学生時代、舞台などで芸能活動を行っていたが、高校3年時に唯一の仕事だった出演番組が終了。劇団にも「ラストチャンス」と思って臨んでいる。目標は女優・吉高由里子(29)。「どんな役でも個性が生きている」。本番を前に「主役以上に、お客さんに印象を残せるように頑張ります」と燃えている。
◆谷口 愛祐美(たにぐち・あゆみ)1998年1月17日、大阪府出身。20歳。幼少期よりダンスを習い2011年、エイベックス・アーティストアカデミーに入学。13年、舞台「天使は瞳を閉じて」に出演。同年~16年、NHK大阪「あほやねん!すきやねん!」に出演。趣味は寝ること。特技はダンス。
◆「新しき国」 寂れた地方都市のシャッター商店街に、夢破れたミュージカル女優が訪れる。彼女と住民は町を盛り上げるためミュージカルを創作する。2月8~12日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで。