古村比呂、がん再々発を告白「私の一部だと思って、付き合っていきたい」

スポーツ報知
がんの再々発を告白した古村比呂(中)(左は小西博之、右は向井亜紀)

 女優の古村比呂(52)が4日、都内で行われたイベントで、がんが再々発したことを明かした。

 いきなりの告白だった。古村は、がんへの意識啓発を目的に定められた「世界対がんデー」ということで開かれた、がんとの共生社会を目指す「ネクストリボンプロジェクト2018」に、同じくがんの闘病経験があるタレント・向井亜紀(53)、俳優・小西博之(58)と出席。自身の経験を語るプレゼンテーションの冒頭に「去年の11月に、がんが再々発しました。今年1月から抗がん剤治療を始めました」と話した。肺とリンパ節にがんが見つかったという。

 古村は2011年、健康診断を受けた際に初期の「子宮頸(けい)部上皮内がん」が発覚。翌12年の2月に手術を受け、子宮を全摘出した。その後、昨年3月に再発が判明したが、抗がん剤と放射線の併用治療によりテレビ朝日系「トットちゃん!」に出演するまでに回復していた。ところが、11月になってがんが見つかったという。再発後、検査を頻繁に受けていたことから早期の発見となった。

 抗がん剤による副作用で髪が抜けてしまい「現在は(元あった頭髪の)1割くらいしか残っていない」として、この日はウィッグをつけて出席。再々発が判明した当初は落ち込んだりもしたそうだが「仕方がないことだし、思いを吐き出すことでホッとした部分もある。これからは、がんも私の一部だと思って、付き合っていきたいという気持ちでいます」と前向きに話していた。

 ◆古村 比呂(こむら・ひろ)1965年11月24日、北海道江別市生まれ。52歳。85年、クラリオンガールの準ミスに選ばれて注目を浴び、86年、映画「童貞物語」でデビュー。同時に主題歌「バージンボーイ」で歌手デビュー。87年にNHK朝の連続テレビ小説「チョッちゃん」のヒロインに選ばれる。92年に俳優・布施博と結婚し3男をもうけるも2009年に離婚。17年にテレビ朝日系で放送された「トットちゃん!」では黒柳徹子の祖母を演じた。

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