高島礼子、女性納棺師役「もっと知られていい」 「おみおくり」披露試写

スポーツ報知
完成披露試写会に出席した(左から)「2VOICE」の叶央介、原順子、高島礼子、文音

 女優の高島礼子(53)と文音(29)が8日、大阪市内で映画「おみおくり」(伊藤秀裕監督、3月24日より順次全国公開)の完成披露試写会に出席した。

 永井結子氏の「今日のご遺体 女納棺師という仕事」を原案とする作品で、故人を見送る仕事を通して、さまざまな人間ドラマを描く。悲しい過去を持つ女性納棺師を演じた高島は「20歳の時に母を亡くしているんですけど、その時は納棺師という職業があることも知らなかった。この作品を通して、もっと知られていいんじゃないかなと思いました」と話した。文音も「お葬式って悲しいけど、そういうなかでも感情を出さずに淡々とふるまえるのはすごいと思う。勉強になりました」と振り返った。

 幼い頃に事故で両親を亡くし、自分の人生を見つめ直すために高島演じる納棺師・弥生に弟子入りする亜衣を演じた文音は「家族仲いいんですよ。あえて連絡しなくても、グループメールが頻繁に炎上してます。親ってずっといるものじゃないから大切にしたい」と話した。

 2人は2014年のTBS系ドラマ「SAKURA~事件を聞く女~」でも共演しており、高島は「ちょうどその頃に、私がパパ(長渕剛)のコンサートに行ったんですけど、そしたらママ(志穂美悦子)もそろっていらして、『娘をよろしくお願いします』と言っていただいて、私も『そんなそんな、とんでもないです。こちらこそ』って。2人に言われたらなあ」と感激した思い出話を紹介。一方の文音は「(撮影現場で)唯一甘えさせてくれるお姉さんみたいな存在でした」と、高島に感謝した。

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