安東弘樹アナ、フリーに転身「もっと視野を広げたい」 TBS3月末退社し「キューブ」所属へ

スポーツ報知
フリーに転身することになったTBSの安東弘樹アナウンサー

 アンディの愛称で人気を集めるTBSの安東弘樹アナウンサー(50)が3月末で退社し、フリーアナウンサーに転身することが8日、分かった。3人組グループ「いきものがかり」や俳優・生瀬勝久(57)らがいる大手芸能プロダクション「キューブ」に所属するとみられる。複数の関係者によると、昨年10月に50歳の節目を迎え、視野を広げたいと決断したという。パーソナリティーを務める9日のTBSラジオ「たまむすび」(金曜・後1時)で生報告することになりそうだ。

 TBSの看板アナがフリー転身を決めた。現在はアナウンス部、部次長として部をまとめる安東アナ。自身の番組出演はもちろん、後輩の指導やスケジュール管理など業務が多岐にわたる中、大きなきっかけとなったのが昨年10月8日の誕生日だったという。

 関係者によると、50歳の節目を迎え、このまま会社で勤めあげるのか、現場にこだわるのかで悩んだという。中途半端だけは避けたいという思いが強く、出した結論は退社。周囲には「もっと視野を広げたい」と話しているという。

 フリーとして活動するためには芸能プロダクションに所属するのが一般的。別の関係者によると、そこで安東アナが相談したのが「キューブ」だった。同社所属の俳優・古田新太(52)とかつて一緒にラジオ番組をやっていたこともあり、同社が「いきものがかり」をお披露目した「設立7周年パーティー」の司会を務めた。10、20周年のパーティーでも司会を担当し、同社の雰囲気を肌で感じていたという。

 TBSも局を代表するアナウンサーとあって慰留に努めたとみられるが、最終的には3月末での退社が決まった。

 多くの人気アーティストや俳優、女優を抱える「キューブ」だが、フリーアナウンサーのマネジメントは初めて。手探りでのスタートとなるが、安東アナの実績は十分。得意の情報番組やバラエティー番組の司会進行に加え、報道番組の経験もある。“希代の車好き”として知られ「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員も務めており、こうした強みを生かした仕事にも積極的に取り組むことになりそうだ。トム・クルーズ似のイケメンでもあり、本人のやる気次第では俳優業に挑戦する可能性も。4月以降、アナウンサーという枠にとらわれず、活躍の場を広げていきそうだ。

 ◆安東 弘樹(あんどう・ひろき)1967年10月8日、神奈川・横浜市生まれ。50歳。横浜市立桜丘高―成城大法学部卒業後の91年、TBSに入社。スポーツなどを担当した後、96年から「王様のブランチ」に出演すると、アンディの愛称で人気に。98年から2014年まで「アッコにおまかせ!」の進行を担当。05年9月にタレントの川幡由佳と結婚。現在のレギュラーは「ひるおび!」(木曜)、「ふるさとの夢」、ラジオ「たまむすび」(金曜)など。

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