船木和喜さんが高梨沙羅の金メダル100%予想 注目は「アゴ」

スポーツ報知
長野大会五輪ジャンプ・ラージヒルで金メダルの優勝の船木和喜さん(左、右は3位の原田雅彦)

 スキージャンプ長野五輪金メダリスト(個人ラージヒル、団体ラージヒル)の船木和喜さん(42)が10日放送のTBS系「サタデープラス」(土曜・前8時)で、スキージャンプ女子・高梨沙羅(21)=クラレ=の平昌五輪での金メダルに太鼓判を押した。

 船木さんは、高梨の金メダル獲得の確率を100%と予想。「条件次第ですが、(W杯で)50勝以上(53勝)の実績がありますし、技術的には100%です」と話した。今季はW杯10戦0勝だが、「力はキープしています」と力説した。

 太鼓判の理由として、平昌五輪のジャンプ台を挙げた。「近くに風力発電所がある」ほどの風が強い立地で「追い風、横風が強い悪条件」のジャンプ台だと紹介し「(選手は)追い風が強くて苦労している。高梨は(2回のジャンプで)平均して同じ力を出せる」と話した。「(高梨は)空中姿勢の技術がたくさんあって安定出来る」と技術力の高さを評価している。

 もう一つの理由として、「安定感を支える“アゴ”」があるとした。「アゴというより、顔の面(の角度)が(ジャンプで)変わらない」と説明。ジャンプの踏み切りから飛行している間に“顔の面”の動きが少ないという。「飛距離を伸ばす選手は(角度が)変わらない」とした。

 高梨のライバルは今季W杯7勝のマーレン・ルンビ(23)=ノルウェー=が挙げられるが、船木さんは「2本の合計では高梨の方がある」とした。

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