矢沢心「妊娠が奇跡なんだと感じた」不妊治療振り返る

スポーツ報知
トークショーを行った魔裟斗、矢沢心夫妻

 元格闘家の魔裟斗(37)、タレントの矢沢心夫妻(36)が12日、都内で著書「夫婦で歩んだ不妊治療~あきらめなかった4年間~」の発売イベントを行った。

 昨年8月から日経DUALに連載された、「矢沢心と魔裟斗の諦めない不妊治療」を加筆、修正。4年に渡る不妊治療の全記録、同じ悩みを抱える人たちへのメッセージをつづっている。

 2人は07年2月11日に結婚。不妊治療を経て12年に6月に長女(5)、14年9月に次女(3)が誕生した。

 魔裟斗は「経験した人にしか書けないですから。僕も心も悩んでいたし、同じ境遇の人がたくさんいることを知った。僕らの経験したことが、同じ悩みを持っている人たちの参考になればいいと思った」と説明。「1年で、できなかったら不妊と言われている。その時は1回、検査をしてもいいかもしれない。(妊活の)計画があるなら行ってほしい」と語った。

 矢沢は病院で検査を受けた結果、生理不順や無月経の原因となる多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群の持病があり、妊娠しづらい体だった。「自分の体を知ってほしい。検査を受けて、もし異常があっても『今、知ることができて良かった』と思ってほしいです。自分の体を知ることで、遠回りしなくてすむから」と訴えた。おめでたが明らかになった時には「主人の遺伝子を残したい、主人の赤ちゃんがほしいと思ったんです。こんなに妊娠することが難しいんだ。妊娠が奇跡なんだと感じた」と振り返った。

 現在は子育てに奮闘中。「2人も授かることができた。てんやわんや、慌ただしい生活を送ることができている」と笑顔。魔裟斗も「子供と公園や旅行に行ったり、一緒にいる時間が、大変なことの100倍楽しい」と目尻を下げた。

 娘2人が格闘家を目指すことになったら、という質問に、矢沢は「絶対ないです、絶対ないです」と即座に否定。魔裟斗も「僕の親もそうだったけど、子供が殴られるのは見たくないですから」と理解を示していた。

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