北島三郎、師匠・船村徹さん一周忌「今でも見守ってそばにいてくれる」

スポーツ報知
船村徹さん一周忌の祭壇で献杯する北島三郎

 昨年2月16日に心不全のため亡くなった作曲家の船村徹(本名・福田博郎)さん(享年84)の一周忌法要が15日、東京・帝国ホテルで営まれ、弟子らでつくる「同門会」の名誉相談役・北島三郎(81)ら約350人が参列した。

 献杯のあいさつに立った北島は「あっという間に1年たったと思うと寂しさもあるけど、今でも見守ってそばにくれてると思う」としみじみ語った。

 北海道から上京後、1960年に弟子入りした船村さんとの思い出を約25分間にわたって熱弁した。「お師匠さんから『先輩にない歌を作らないといけない。救急車が走る時の『ウ~!』って音はおまえの声にそっくりだ』と言われ、(62年の「なみだ船」の高音を張り上げる歌い出し)『涙の~』になっちゃった」と明かした。

 遺影は、2006年に故郷・栃木県日光市の仕事場「楽想館」でほほえむ写真が使用された。祭壇は「田舎の早春」をイメージし、中央には高さ約3・5メートルの梅の生木を配置。菜の花500本をはじめ、スイートピー、フリージア、チューリップ、バラなど約2000本の花で彩られた。

 施主は長男で作曲家の蔦将包(つた・まさかね)さん。来賓あいさつは作詞家の喜多條忠氏(70)、作曲家の弦哲也氏(70)が務めた。

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