デヴィ夫人、線路に生えていた雑草を食べていた少女時代を告白「食べる物がなかった」

スポーツ報知
デヴィ夫人

 デヴィ夫人(78)が17日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜・前7時30分)に出演し、父と母の思い出を明かした。

 母・政子さんと弟の3人で東京大空襲の前に疎開したデヴィ夫人。空襲警報が鳴ると竹藪の防空壕に逃げていたという。ある時、「母が弟を背負って、私の手を引いて走るわけですけど、野を越え、畑を越え、橋を渡って一目散に竹藪に行くんですけど、私達が一番遅いわけです」と振り返り、警報が「解除すると村人たちが目をぎらつかせて私達の周りを囲んで、お前たちのために竹藪が見つかって爆撃されたらどうするんだ。皆殺しになってしまうんだぞって言って。私の母は地面におでこをすりつけて謝るんですけど、そのうちの1人の男の人が母に手をかけようとしたんですね。まだ4歳ぐらいだったんですけど、触っちゃダメって。私の剣幕に驚いて、手を上げた人が手をおろして1人去り、2人去りみんな去っていった。その時、4歳の私が母と弟を守るのは私なんだって心に刻みつけた」と明かした。

 また、父の兵七郎さんは大工の棟梁だったが「義侠心の強い人だったもんですから、お金がない人の家ばかり建てて、家が貧乏だった」と明かし、「食べる物がなくて線路に生えている食べられそうな草を持って帰ってきてお雑炊の具にしたりとか。私と母が近所の着物を縫うとか、薪を割るとかお使いとかいろんな内職をして」と告白。内職では「春はカネーションを造る、秋は赤い羽根」などを造っていたと明かし、当時は「季節を赤い花と赤い羽根で春なんだなとか、秋なんだなとか」と感じていたという。

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