キムタク&山口智子「ロンバケ」以来22年ぶり黄金タッグ 「BG」でかつての夫婦役

スポーツ報知
22年ぶりの共演が明らかになった木村拓哉と山口智子

 男子フィギュアスケートの羽生結弦(23)が66年ぶりの五輪連覇を達成した17日、芸能界では22年ぶりの夢の共演が明らかになった。元SMAPの木村拓哉(45)が、テレビ朝日系主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(木曜・後9時)で22年ぶりに女優の山口智子(53)と共演する。

 全話平均視聴率29・6%を記録した代表作「ロングバケーション」(96年、フジテレビ系)で、ピアニストの主人公(木村)と婚約者に逃げられたヒロイン(山口)を演じて以来の“黄金タッグ”。山口は、15日放送の第5話まで明らかになっていなかった木村演じる主人公の元妻役で第6、7話に登場する。

 「(共演が決まって)最初に名前を聞いたときは何だか実感が湧かず、信じられなかった。実際にお会いして、その存在を目の前で感じられたときは、やっぱり大きな衝動があった」と木村。撮影現場での久々の再会に、しばらくぼう然とした後、大きく手を広げた山口を力強くハグして出迎えたという。

 22年の歳月は長くもあるが、当時の濃密な撮影が2人の“空白”を取り払った。「『これ、これ!』って思う瞬間がたくさん。『ああ、前もこうだったな』って何度も思い出した」と木村。山口も「一瞬で時計が巻き戻ったような不思議な感動。22年じゃなく、22秒しかたっていないんじゃないかという感じ」と声を弾ませた。

 木村が演じるボディーガードは、別れた妻との間にもうけた1男を育てるシングルファーザーという一面もある。放送直前の会見では「別れた奥さんが誰なのか分からない」と撮影を心待ちにする心境も語っていた。

 “ロンバケ”では、最後に結ばれる2人を演じた。今作では元夫婦という間柄。「実際に22年という時間を経て再会する、ちょっと照れくさいような距離感をそのまま役に生かせるのでは」と山口。22年ぶりだからこそ醸し出せる世界観になりそうだ。

 ◆「ロングバケーション」 1996年4月期にフジテレビ系の「月曜9時枠」で放送された連続ドラマ。結婚式当日に新郎に逃げられたモデル・南(山口)と、売れないピアニストの瀬名(木村)が同居することから始まるラブコメディー。北川悦吏子脚本。「月曜の夜はOLが街から消える」と言われるほど、若い女性の支持を集め最終回の視聴率は36.7%を記録。久保田利伸が歌う主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」はミリオンセラー。木村が劇中で弾いたピアノ楽曲もヒットした。

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