大杉漣さん、最期を看取った松重豊を「最後の別れの時までちゃんといてくれるやつ」と明かしていた

スポーツ報知
大杉漣さん

 22日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)で映画「ソナチネ」「HANA―BI」などに出演し、ドラマやバラエティーでも親しまれた俳優の大杉漣(おおすぎ・れん、本名・大杉孝=おおすぎ・たかし)さんがの訃報を特集した。

 大杉さんは21日午前3時53分、急性心不全のため死去した。66歳だった。20日は千葉県内で出演ドラマの収録に元気に参加。午後9時頃まで撮影を行った後に共演者らと食事。その後、ホテルの自室に戻り、激しい腹痛を訴えたという。同番組で共演する俳優・松重豊(55)に介抱されてタクシーで同県内の病院に搬送され、共演者やスタッフらにみとられながら息を引き取った。

 番組では2008年12月「はなまるマーケット」に出演した松重が大杉さんについて語る映像を放送。「大杉さんのおかげですごく雰囲気も良くなるし。映画の現場自体がスムーズに進むし。それでいて、大切なこともキチっと言ってくれるんですよね。だから本当にボクが映画好きになったのは大杉さんがいて、仕切ってくれていたからで。本当に尊敬する先輩だし。一緒に買い物に行ったら止まらないですし。なんかね、あういう先輩になりたいなって思ってこういう仕事続けてきたなっていうのはありますね」と明かしていた。

 放送時に大杉さんはビデオメッセージを寄せ、松重について「友人ではあるんだけど、いいライバルというんじゃいないですけど刺激しあえる。付き合ってくれるとお酒なんかも最後まできちっと付き合ってくれて。なんか最後の別れの時までその瞬間までちゃんといてくれるやつ。本当にいいやつなんですよ」と話していた。当時の話のように松重が最後の別れまで看取り、大杉さんは旅立っていった。

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