大杉漣さん、製作予算500万円の自主製作映画に出演した理由「台本の第一稿を読んだ時に決めていた」

スポーツ報知
大杉漣さん

 23日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)で21日に急性心不全のため急逝した俳優・大杉漣さん(享年66)の訃報を特集した。

 大杉さんは、製作費数億円の映画の大作に出演する一方で自主製作作品にも多数出演していた。中でも2007年に主演した映画「棚の隅」は製作予算500万円。出演を依頼した小池和洋さん(43)は「台本を第一稿をお読みになった時から出演を決めていたとおっしゃって。それはそれでうれしかったですね」と振り返った。

 大杉さんにとって出演の決め手は、出演料などではなく脚本の魅力だったと番組では紹介。当時は舞台あいさつにも積極的に出演してくれたという。「映画が地方で時間差で公開される度に大杉さん出て下さい」と小池さんは頼み、その都度快諾してくれたという。その後も大杉さんは小池さんの作品に出演。結婚式にも出席しスピーチしてくれた。「一見おかしい人なんじゃないかっていう芝居をしながら実は常識人だったんだなっていうところに引かれますね」と小池さんは偲んでいた。

 番組では大杉さんが、2001年10月に「はなまるマーケット」に出演した時の映像を放送。この時、大杉さんは様々な作品に出ることについて「ボクは、声をかけられたら、遊びにおいでよって言われたような感じがするんですよ。じゃぁ、行って思い切って遊ぼうっていう感じがどっかにあって、いろんな現場を渡り歩いている、そういう感じなだけなんです」と話していた。

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