りゅうちぇる、素を出すことを怖がっている人たちにエール「希望を捨てないで」

　タレントのりゅうちぇる（２２）が２３日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」（金曜・後１１時４５分）に出演した。

　りゅうちぇるは５人きょうだいの次男で末っ子として産まれた。年の離れた姉たちの影響を受け、女性は好きだけれどメークしたり女の子が好きなかわいいものが大好きな男の子として育った。

　その頃はまだ、そういった個性を受け入れられる時代ではなく、中学生時には同級生にからかわれたり給食にゴミを入れられるなど“いじめ”にも遭ったという。

　しかし高校に入る際に、自分を表現したいとＳＮＳでの発信をスタートさせた。

　りゅうちぇるは「珍しい自分だったら珍しい自分なりに人と違う生き方ができる。今思えば、その時に見えていた社会って『全員人間ってこんなもんだ』と思ってしまう。一生こうやって生きていくんだと思いこんでしまう」と振り返り、涙ぐみながら「でもそんなことはなくて、外に出たらいろんな人がいるから、絶対に希望を捨てないで欲しい。そういうきっかけ作りをできる人になりたい」と語った。

　最後に「僕のことを見て、自分も心の中を表現しようと思って欲しい。僕のファッションをまねするよりも、表現することをまねして欲しい。こうなっていきたいという自分を愛して欲しい」と呼び掛けた。