美輪明宏が明かした三島由紀夫との思い出 カニが嫌いな三島が…

スポーツ報知
美輪明宏

 歌手の美輪明宏(82)が25日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜・後11時半)に出演し、数々の偉人との交友歴を語った。

 美輪は17歳の頃、東京・銀座にあったシャンソン喫茶「銀巴里」で働き始めた。銀巴里には、数々の偉人が通っていたといい「岡本太郎さんは、『僕にも歌わせて』と飛び入りしてフランス語で歌を歌った」「江戸川乱歩さんが三島由紀夫さんを連れてきて、三島由紀夫さんが川端康成さんを連れてきた」と話した。

 三島由紀夫とは特に仲が良かったといい、「三島さんともいろいろあって、亡くなるまで18年間付き合っていた」と明かした。

 ある日、三島と演出家と美輪と3人で舞台セットについて話し合うため、しゃぶしゃぶをつつきに日本料理「瀬里奈」に行くことになった。

 しかし、瀬里奈はその頃、肉のしゃぶしゃぶから、カニのしゃぶしゃぶに食材を変更していた。三島は鳥肌が立つくらいカニ料理が嫌いだったが、「僕が選んだからここでいい」と店を変えることなく真っ青になりながらも最後まで話し合いを続けたという。

 美輪は「そういったところが、三島さんの純粋なところですよね」と振り返った。

 最後に「誰でもすぐに幸せになる」と美輪。「何でもないことにも感謝すれば幸せになれる」としずかに語った。

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