「霜降り明星」が「ytv漫才新人賞」優勝! 「M―1」準決勝の悔しさ晴らした

スポーツ報知
優勝賞金100万円のパネルを手に喜ぶ「霜降り明星」の、せいや(左)と粗品

 大阪・読売テレビが主催する若手漫才コンテスト「第7回漫才新人賞決定戦」が25日、大阪市中央区の同局で生放送され、芸歴7年目の「霜降り明星」が優勝。賞金100万円を獲得した。

 昨年7月にABCお笑いグランプリも制し、全国ネット番組にも進出して人気急上昇中のコンビ。全6組で覇権を争い、ファーストラウンドでは600点中578点で1位通過。564点で2位だった同期「ネイビーズアフロ」との最終決戦では、総得点数で24点差を付け、圧倒した。

 1本目は地球に到来した宇宙人ネタで、最終決戦では遊園地ネタで、せいや(25)がエネルギッシュにボケまくり、粗品(25)が研ぎ澄ましたツッコミで沸かせた。「2本ともフルスイングでやりました」と、せいやは満足げ。粗品は「うれしい、の一言です」と喜びをかみしめた。

 披露した2本は、昨年末の「M―1グランプリ」の決勝に進んでいた場合の勝負ネタだったという。しかし、準決勝で敗退。下馬評も高かっただけに、ネガティブな性格というせいやは「死ぬほど落ち込んだ」が、「気楽にやろう」と気持ちを切り替え、「これで取り返せた気がします。久しぶりに、おいしいお酒が飲める」と笑顔。「ytvを取って、今年はM―1に」と意気込んだ。

 粗品はピン芸NO1決定戦「R―1ぐらんぷり」(3月6日開催)の決勝も控えている。「せいやが敗者復活戦に残っているので、対戦することになるかも。夢ですね。面白い」と、コンビバトルの可能性もにらみながら「『霜降り』の看板を背負っているので、優勝してハクを付けたい。エグさを増したい」と抱負を語った。

 優勝賞金は100万円で、来年には、読売テレビで冠特番も用意される。賞金の使い道について、せいやは母校・近大の奨学金返済が400万円残っているといい「(賞金の)全額を出したら、近大のために頑張った、みたいなことになる。おじいちゃん、おばあちゃんに旅行もプレゼントしたいし」と、一部を奨学金にあてる予定。

 一方、粗品は「母親の誕生日に黒にんにくエキスとiPadを。あとはギャンブル。きょうも競馬のWIN5を12万円ほど買って。4レース当てたのに」と、優勝とは裏腹に悔しそうな表情を見せた。

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