尾上右近、歌舞伎俳優と清元の「二刀流」デビュー飾る

スポーツ報知
「助六」で7代目清元栄寿太夫を襲名した尾上右近(左から2番目)は初代清元斎寿(同3番目)を襲名した兄と共演

 歌舞伎俳優・尾上右近(25)が26日、東京・歌舞伎座で行われた「延寿會」で、7代目清元栄寿太夫を襲名。舞踊と清元で出演し、“二刀流”デビューした。

 父・清元延寿太夫(59)、兄で清元昂洋改め、初代清元斎寿(33)と並んでの口上。縁戚関係にある歌舞伎の人間国宝・尾上菊五郎(75)が「最初は(二刀流を)どうかな、と思いましたが、ただいまプロ野球でも大変、評判を呼んでおります」とエンゼルス・大谷翔平投手(23)を引き合いに。そして「芸に対する真摯な姿勢を見まして、右近さんの夢をかなえるために一生懸命、応援していきたいと思っております」という言葉を贈った。

 緊張の面持ちの右近は「感謝を込めて、心して、身をていして、身を粉にして精進して参ります」と決意を述べ、襲名披露の「助六」では伸びやかな高音を聞かせた。

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